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Rei、表現する人;『Rei Release Tour 2021 "SOUNDS of HONEY"』の感想

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ミュージシャンってすげえなって思った。 今日はミュージシャン・Reiのライブをオンラインで視聴。 楽しかった。すっごい楽しかった。Reiを知ったのは確か2019年の中頃のことで、それから色んな曲を聴いていたのだけどライブを観たのは今回が初。 Rei自身も、またバンドメンバーも、すごくかっこよかった。もうまずはとにかくそれだけ。自宅でイヤフォンして踊り狂っていた。めっちゃよかったよほんと。 とにかくかっこよかった。「女性シンガーソングライター」とか「女性ギタリスト」とか、あるいは「シンガーソングライター」とか「ギタリスト」とか、もはやそういうカテゴライジングは意味なくて、全てのジャンルから独立して、もしくは全てのジャンルとのクロスオーバーとして、「Reiという表現者」として成り立っているのがすごかった。 よくよく考えたらこれまで聴いてきた曲もそうだったと思うのだけど、ステージ上にギタリストはRei1人。ロックで、かつこれほどギターでの表現が豊かな楽曲だと、バッキングギターを入れそうな気もするのだけど、そこに行かないのも、これもまた彼女の表現の芯の強さなのではないかと思う。(彼女はそんなにエゴイスティックではないのだと思うのだけど)「私の他にギターは要らない」というその姿がまず表現者としてかっこいい。Miyaviとかともそういう意味ではスタイルが重なる。唯我独尊のギタースタイル。しびれるんだよなほんと。 いつものことなのだけど、私はライブに行くのにすごく腰が重いタイプだ。チケットを買って、東京に電車で出て、ライブを楽しんで、夜遅くに帰ってくるというのを考えると何となく億劫になってしまって、相当行きたいと思わないと(この「相当」というのはReunionとか、神と崇める志磨遼平とか、本当にそのレベル)、ちょっとやそっと好きなだけならなかなかライブに足を運ばないことを改めたいなと思った。健康に生きてライブに行く。これ大事だな。 ライブ中に彼女が(うろ覚えなのだけど)「かたまりとしての「みんな」じゃなくて一人一人の「あなた」に私の曲を届けたい」というようなことを言っていて、ちょっと泣きたくなった。そうなんだよ。塊じゃないんだよな。 明日から一週間が始まる。ちょっとどんよりだけど、どうにか乗り越えていこうと思う。 そういえば今朝はようやく新居にインターネットが入った。何だか、その...

くだらんおっさんたちよ、とりあえずここらへん聞こうぜと言いながら只々最近私がエモいと思った曲というかもう只々好きな曲を羅列する記事

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私は「ある種の」おっさん的思想が苦手だ。 そこら辺に関連して縦書きブログを更新した。 共同体と個・溶液・一九八四年 - RT - g.o.a.t ちょっと内容がペシミスティックにすぎた気がするので、そんな頭の凝り固まったおっさんたちに聴いてほしい曲を羅列することで近年のポジティブな面を楽しもうと思う。世間から叩かれまくってるおっさん方もこの素晴らしい現代の自由な音楽を聞いたらいいんじゃないかしらと思うのです。 Rei「Lonely Dance Club」 ほんと素敵。まずかっこいい。そしてかわいい。肩肘張って現代に戦いを挑むよりも、まず自分らしくあろうとする彼女の音楽スタイルがすごく好きです。何よりクオリティも半端ないのだけど。 藤原さくら「ゆめのなか」 この曲、歌詞をじっくり聴くとすごく心に来る。ラブソングじゃないんだよね。いや、ある意味ではラブソングか。「好きとかきらいとかそういうんじゃないんだ。ただ、、、大切にしてあげたいな 笑ってたいな」 すごく好きな歌詞の曲。 ALI「LOST IN PARADISE」 最近好きなバンド。かっけえ。多国籍バンドなんですってね。そして、HIP-HOPとのコラボも多く、めっちゃクロスオーバーだなあと大好き。そして、この曲、呪術廻戦のアニメのテーマなのね。あれ、漫画で一時期ハマってました。ここのところ、漫画を読むのをやめてしまったので、追っかけてはないのだけど(決して漫画へのディスとか、「俺、漫画読まねえんだよな」という謎マウントではなく、純粋に自分の何となくの流れで今そうなっているという話です)。ここ近年の豊作だったジャンプ漫画でも、たまらなく好きな漫画だった。釘崎野薔薇最高。 フラワーカンパニーズ「深夜高速」(The First Take) いや、もうなんか最近聴いててやばい動画を挙げる流れになってきている。原曲の「生きててよかった」とはまた違う趣きの「生きててよかった」。フラカンはベスト聴いたくらいだけど、この曲はたまに全力でカラオケで歌ってます。しかし、このアレンジはやばい。 橋本愛「木綿のハンカチーフ」(The First Take) もうただのファーストテイク縛りではないか。いやでも、この人いいなあと思った。俳優さんなのね。だからこそのこの表現なのかな。この曲ならおっさんも楽しめるでしょ?しかし繊細な表現ができる人な...

いびつなひとのためのまっすぐな音楽

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縦書きブログを更新した。 私は発達障害者です - RT - g.o.a.t 今年の3月、ADHDの診断が出たというお話。 色々と生きづらさがある私だし、世間には生きづらい人が山程居る気がする。それを証拠に、この世の中には、山のように生きづらさを叫ぶ歌が溢れている。 最近、生きづらい私のエモーションを揺さぶる(エモい)曲をまとめておきたいと思う。 Rei「ERROR 404」 ボクたちの心臓は 刻んている 不揃いなbeatを I'm an ERROR ERROR ERROR 刻々と時間 すぎさっていく 無力なボクのtempo I'm an ERROR ERROR ERROR 素晴らしい。私と同世代でこんなにクラシカルでニューエイジで最高にクールな曲を作る天才の一人。歌詞に込められる、「自分らしくあってやる」という彼女の魂に、いつも勇気をもらう。 長澤知之「はぐれ雲けもの道ひとり旅」 少しその街を離れて ケータイの電源を切って しばらく友達も忘れて 鈍行に揺られるだけでいい 君にとってその生活が時折負担になったなら 恋しくなるまで旅をして 恋しくなったら戻ればいい この人は、以前の記事にも書いたが、はじめはオフィスオーガスタの福耳の一員として、そのギタースタイルと独特の声質が気になって、その後ALのメンバーとして認識して、最近漸くソロを聴くようになったのだけど、センシティブで傷つきやすい自分の弱いところを、格好つけず素直に歌い上げてくれる等身大の歌詞が魅力。これまた大好き。  ズーカラデル「イエス」 有り余る情熱が 君を追い詰めるだろう 阿呆みたいな顔して流れてく 人混みを追いかける 見そうで見えない答えが どうにもならん苛立ちが 小さくても消えない魔法が 未だに足を突き動かす まだ何も判らないけど 行かなきゃ ほらイエス言え この人達もよい。等身大。かっこいいんだけど、かっこつけていない。ある意味ではダサさすら感じる。こういう人たちがちゃんと売れてほしいなあ。 Mr.Big「Goin' Where the Wind Blows」 Am I strong enough to walk on water Smart enough to come in out of the rain? Or am I a fool goin' where...