読書歴 リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ 各書籍の情報の取得および読書データの管理は、読書メーターで行っています。※集計開始:2019年5月20日 好きな作家は?(グラフ上タッチで作家名など詳細が表示されます) ※グラフ上、%でない数値は冊数(複数回読んだらそれぞれカウント)読書量統計 これまでに読んできた本の一覧(タイトルの一部は読書メーターの私の感想へのリンクになっています。) リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ
村上春樹『若い読者のための短編小説案内』の案内(2021年2月時点) 私は村上春樹がとても好きなので彼の本を色々と買い込んでいるのだが、本棚を見て「そういやちゃんと読んでなかったな」と思った本があった。 それが、「若い読者のための短編小説案内」(文春文庫, 2004年(単行本1997年))だった。手に取った当時この本を読めなかったのには明確な理由があった。この本では、「第3の新人」という日本の文学史のなかの一群の作家の短編を扱っているのだが、私は当時日本文学に興味を持っていなかった。それが理由である。 ところが、ここのところ急激に日本文学に興味をもつようになった。 これについては前記事で:「 好きな日本人作家の話 」 という流れがあり、今回本書を読むことにした。 この本の中では6人の、第3の新人に類される作家が扱われる。 以下に扱われている作家の情報をまとめる(入手困難か否かについては、書店で発注して入荷してもらえるか確認した結果。Amazon等で探せば中古なら下記の全集以外の収録書籍を入手可能。全集で読むなら図書館で探せば恐らく見つかるはず)。 小説家名 作品名 今回確認した収録書籍 入手困難? 吉行淳之介 水の畔り 吉行淳之介全集1(講談社) 困難 小島信夫 馬 アメリカン・スクール (新潮文庫) 購入可能 安岡章太郎 ガラスの靴 質屋の女房 (新潮文庫) 購入可能 庄野潤三 静物 プールサイド小景・静物 (新潮文庫) 購入可能 丸谷才一 樹影譚 樹影譚 (文春文庫) 購入可能 長谷川四郎 阿久正の話 現代の文学22 長谷川四郎 開高健 (講談社) 困難 吉行淳之介「水の畔り」については、この作品は探しづらいが、芥川賞受賞作品でもある「驟雨」を収録する「原色の街・驟雨」等は購入可能(「水の畔り」はマイナーな作品のようですね)。この本に収録されている「漂う部屋」は「水の畔り」と同じ病室を扱った短編。 長谷川四郎「阿久正の話」については、この作品だけでなくこの作家の単行本そ 続きを読む
受験勉強は楽しかったかもしれない(当時聴いていた音楽を添えて) こんにちは、RTです。 最近、数学関連の新書を読んでいた。私は、あまり基礎的な理系教養の足らない実学系の理系(=農学)出身であり、今もそんなことを仕事としている身だ。数式アレルギーは文系の方より無い方だと思う。たまに数学を学びたい気持ちになる。きれいに筋の通ったロジックに浸るのは気持ちがいい。そんな感じで、久しぶりに純粋な数学の世界に触れていたところ、なんとなく受験勉強って楽しかったかもしれないと思い、それについて書こうと思う(それと、受験に付随して思い出される音楽について)。 読んでいた本は こちら 。 私は、本質的には勉強が好きなんだろうと思う。 小学生の頃は、新学年になって教科書が配られるのが楽しみで仕方なかった。配られた新しい教科書を急いで持ち帰って、一気に読んでいたのをうっすらと記憶している。国語の教科書に書かれている物語が一番好きだったが、理科や社会も一気に読んでいたと思う。とにかく、あの時感じていたわくわくした気持ちは、世界が広がることへの期待だったんだと思う。 大人になった(年齢的な意味で。実際になれているのかは主観的にはわからない)今でも、頻度は減ってきたものの読書はするし、仕事に必要な知識は勉強せざるを得ない。だけど、そこには小学生の頃に感じていた純粋に世界が広がることへの喜びみたいなものはほとんどなくて、目的を達成するためのツールとしての知識でしかない部分がある。 世界が広がることへの期待、というのはこのブログで扱っている種々のカルチャー、つまり音楽、映画、小説、漫画で新しいものに触れたときの感動にほとんど等しいと思う。そういう意味で、「勉強」は元来、自分にとっては趣味みたいなものだったのかもしれない。 こういう文脈で考えたとき、受験、特に大学受験というのは自分の人生において、おそらく最後に「全力で全範囲を」学ばなければいけないときだったと思う。大学でももちろん教養の授業はあるが、なんとなくメリハリがなかったり、そもそも専門性の高い大学だったので、授業の質にもばらつきがあったりした。 なので、今、この年齢になって大学受験のことを考えるとちょっとうらやましいなと思ってしまうのである。 よくよく思い出してみると、「受験勉強は楽しかった」というのは少し間違っている、というか正確ではない。前提として、「プレッシャーさえなければ」とつけた方が良いのか 続きを読む
或日スタジオにて 本日14時から16時で、柏のStudio North Hollywoodで動画撮影をしていたときの模様。あとで数えたら44回録画ボタンを押していた。 途中、自分で書いた曲を演奏しきれないのがあまりにしんどくなったタイミングで、顔をぎゅうっとして、(ウミネコだし、)「にゃあ」と言ってから撮ったテイク(このテイクをYouTubeにあげるとしたらにゃあは切ります、さすがに)。 あまりにもミステイクが重なると、「せっかくの休日なのに指先痛くして何してるんだろ」とか、「大事な曲なのにこんなネガティブなテンションでいいのだろうか」とか、「俺はこの大事な曲を一生撮り切れないんじゃないか」とか、挙句の果てに、全く関係ない最近の心掛りが頭の中に湧いてきて、それを振り切らないとというのがあって、そういう儀式が今日はこれ。 なんか、一曲の動画を録るのって、禅みたいだなって。 今日の自分の場合、44ファイル中3テイク残した。ファーストテイクとか、ライブとか、プロってやっぱすげえなあと思う。 この曲は3月か4月頃から練っていて、自分の人生をどう捉えるかというのがテーマで、ちょうどいいので近く来る誕生日に公開しようと思う。今回の3テイクで満足いくものがあればがいいが。。。なければ来週も同じ曲の撮影作業かな。 続きを読む