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最近スタジオによく行っているという話とその他諸々;「ウミネコ」を名乗るようになったこと

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[ご報告]: 表現者としての自称として「 ウミネコ 」を名乗ることにしました。ずっと自称を考えていたのですが、あまり肩肘張らないもので、なんとなくイメージのいいものとしてこの鳥の名を拝借することにしました。私は海の広さが好きですし、海鳥のようにゆらりゆらりと生きていきたいと、そこらへんの気持ちからつけた名前です。あと、敬愛するスピッツも「海ねこ」という曲を出していますのでそれも後押しに。さて。 ブログの更新が滞っていた。 最近はとあるサイトづくりでプログラミングに張り付いていて、仕事と関係ないところで忙しい。ちなみにこのサイトにも関係あるサイトだから、そのうちご報告することになると思う。 ただ、仕事でもプログラムを扱うもので、そればっかりになってしまうとストレスだから、できるだけスタジオに行くようにしている。YouTubeではアップロードしていたのだけれどブログ記事でまだ掲載していない動画を、一気に貼り付けておこうと思う。 「 春がくる 」(2021/3/20撮影) 春が来る曲。実家に住んでいた20歳頃に、近所の桜の木を見て書く気になった曲。 「 フラジャイル 」(2021/3/27撮影) 2019年2月のはじめごろ、一番しんどかった時期に書いた曲。こういう曲も、ちゃんと自分のポートフォリオに入れておこうと撮り直しした。 「 風の吹く夜(もう一度風の中へ) 」(2021/4/11撮影) 自分としては初期の曲。19歳ごろ(だったと思う)書いた曲を改めて今の自分の視点で書き直してみた曲。誰も知らない曲の別バージョンって。。。とは思わなくもないけど、まあよし。 (カバー)「 YOUNG LOOSER (毛皮のマリーズ)」(2021/4/11撮影) この間、唯一のカバー曲。個人的に、日本語ロックで一番文学的な歌詞だと思うので、一度自分でも歌ってみたかった。ぜひ、本物を歌詞読みながら聴いてみてほしい。 「 マイ・ロックンロール 」(2021/5/3撮影) 数年前、たぶん2017年か2018年に書いた曲。2018年だったかなあ。私が曲を書く、ということについて書いた曲。なのだけど、ダウンピッキングがきつい。もう少し練習してもう一度撮り直したいなあ。 その他、自分のことについて書きたいことは溜まっていて、時間を見て曲を書いている。また近いうちに新曲もあげられるかと思う。

くだらんおっさんたちよ、とりあえずここらへん聞こうぜと言いながら只々最近私がエモいと思った曲というかもう只々好きな曲を羅列する記事

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私は「ある種の」おっさん的思想が苦手だ。 そこら辺に関連して縦書きブログを更新した。 共同体と個・溶液・一九八四年 - RT - g.o.a.t ちょっと内容がペシミスティックにすぎた気がするので、そんな頭の凝り固まったおっさんたちに聴いてほしい曲を羅列することで近年のポジティブな面を楽しもうと思う。世間から叩かれまくってるおっさん方もこの素晴らしい現代の自由な音楽を聞いたらいいんじゃないかしらと思うのです。 Rei「Lonely Dance Club」 ほんと素敵。まずかっこいい。そしてかわいい。肩肘張って現代に戦いを挑むよりも、まず自分らしくあろうとする彼女の音楽スタイルがすごく好きです。何よりクオリティも半端ないのだけど。 藤原さくら「ゆめのなか」 この曲、歌詞をじっくり聴くとすごく心に来る。ラブソングじゃないんだよね。いや、ある意味ではラブソングか。「好きとかきらいとかそういうんじゃないんだ。ただ、、、大切にしてあげたいな 笑ってたいな」 すごく好きな歌詞の曲。 ALI「LOST IN PARADISE」 最近好きなバンド。かっけえ。多国籍バンドなんですってね。そして、HIP-HOPとのコラボも多く、めっちゃクロスオーバーだなあと大好き。そして、この曲、呪術廻戦のアニメのテーマなのね。あれ、漫画で一時期ハマってました。ここのところ、漫画を読むのをやめてしまったので、追っかけてはないのだけど(決して漫画へのディスとか、「俺、漫画読まねえんだよな」という謎マウントではなく、純粋に自分の何となくの流れで今そうなっているという話です)。ここ近年の豊作だったジャンプ漫画でも、たまらなく好きな漫画だった。釘崎野薔薇最高。 フラワーカンパニーズ「深夜高速」(The First Take) いや、もうなんか最近聴いててやばい動画を挙げる流れになってきている。原曲の「生きててよかった」とはまた違う趣きの「生きててよかった」。フラカンはベスト聴いたくらいだけど、この曲はたまに全力でカラオケで歌ってます。しかし、このアレンジはやばい。 橋本愛「木綿のハンカチーフ」(The First Take) もうただのファーストテイク縛りではないか。いやでも、この人いいなあと思った。俳優さんなのね。だからこそのこの表現なのかな。この曲ならおっさんも楽しめるでしょ?しかし繊細な表現ができる人な...

いびつなひとのためのまっすぐな音楽

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縦書きブログを更新した。 私は発達障害者です - RT - g.o.a.t 今年の3月、ADHDの診断が出たというお話。 色々と生きづらさがある私だし、世間には生きづらい人が山程居る気がする。それを証拠に、この世の中には、山のように生きづらさを叫ぶ歌が溢れている。 最近、生きづらい私のエモーションを揺さぶる(エモい)曲をまとめておきたいと思う。 Rei「ERROR 404」 ボクたちの心臓は 刻んている 不揃いなbeatを I'm an ERROR ERROR ERROR 刻々と時間 すぎさっていく 無力なボクのtempo I'm an ERROR ERROR ERROR 素晴らしい。私と同世代でこんなにクラシカルでニューエイジで最高にクールな曲を作る天才の一人。歌詞に込められる、「自分らしくあってやる」という彼女の魂に、いつも勇気をもらう。 長澤知之「はぐれ雲けもの道ひとり旅」 少しその街を離れて ケータイの電源を切って しばらく友達も忘れて 鈍行に揺られるだけでいい 君にとってその生活が時折負担になったなら 恋しくなるまで旅をして 恋しくなったら戻ればいい この人は、以前の記事にも書いたが、はじめはオフィスオーガスタの福耳の一員として、そのギタースタイルと独特の声質が気になって、その後ALのメンバーとして認識して、最近漸くソロを聴くようになったのだけど、センシティブで傷つきやすい自分の弱いところを、格好つけず素直に歌い上げてくれる等身大の歌詞が魅力。これまた大好き。  ズーカラデル「イエス」 有り余る情熱が 君を追い詰めるだろう 阿呆みたいな顔して流れてく 人混みを追いかける 見そうで見えない答えが どうにもならん苛立ちが 小さくても消えない魔法が 未だに足を突き動かす まだ何も判らないけど 行かなきゃ ほらイエス言え この人達もよい。等身大。かっこいいんだけど、かっこつけていない。ある意味ではダサさすら感じる。こういう人たちがちゃんと売れてほしいなあ。 Mr.Big「Goin' Where the Wind Blows」 Am I strong enough to walk on water Smart enough to come in out of the rain? Or am I a fool goin' where...

日記;うまく言葉にできない

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  たまには日記的なというか随筆的な記事を書いてみようと思う。そもそもこのブログはそういう目的で立ち上げたのだった。つい下心が大きくなってしまい、「ネタ」を探してしまう。たまにちゃんと初心に戻らないと。そう思い立って書き始めてみた。この記事の着地点は見えていない。 記事を書き始めたからには、そこには何か書きたい感情がある気がする。自分のなかに、何か特筆すべき感情があるのは確かなんだけど、それがうまく像を結ばないというか、それを手に取ってみることはできる気がするのに、一方でそれが何であるのかをうまく言い表せない。 「うまく言い表せない」のだから記事になどするすべもない。 なので、少しばかり、日記的なことをしてみようと思う。何かつかめるかもしれないし、あるいは何もつかめないかもしれない。なんとなく、頭に浮かんだことをそのまま文にしてみたい。 今日、8月24日は夏季休暇をもらったので、我孫子に行ってみた。我孫子に行って、街をぶらついて、手賀沼をちらっと見て帰ってきた。我孫子に行った理由は単純で、引っ越しをしようと思っているからだ。今住んでいる街がずっと、なんとなく好きになれず、居心地の悪さを感じることもあって、近々引っ越したいとここのところずっと言ってきた。今すぐ動くつもりはないのだけど、次の冬の間にでも引っ越せればいいなと思っている。 一応、常磐線沿線に越せればいいなと思う。いろいろと理由はあるんだけれど、常磐線が東京から東北まで続く路線だというのも、比較的大事なポイントに思う。「線路は続くよどこまでも」とあるが、まさにそんな感じ。この線路をたどっていけばどこかに辿り着く、というのは自分にとって一つの安心材料でもある。 今日の小旅行では、20分ほど常磐線に乗って我孫子に行った。常磐線の乗り心地は素敵だった。私は電車に乗るのが好きだ。特にどの路線が好きとかはないから、いわゆる「乗り鉄」というのとは違うと思うのだけど、ローカル線に乗ってぼんやりと移動している感覚が好きだ。誰かにとっての日常に自分が溶け込んで、それが自分にとっては非日常であるというぼんやりとしたギャップのようなものに居心地の良さを感じる。大学生のころはよく、青春18切符を買って移動していた。 途中立ち寄った手賀沼 人生で初めて青春18切符を使ったのは高校生の時だった。実家では、両親の出身地でもある愛知...

歌詞で聴きたい音楽(日本語詞編)

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  個人的に、「俺、ボーカルも楽器だと思ってるから、歌詞ってあんまりちゃんと聴かないんだよね」という意見を聞くと、なんとなくかっこいいなあと思う。自分自身を振り返ると、邦楽はがっつり歌詞も聴くタイプだ(もちろん音楽全体も楽しむのだが、歌詞がいい曲にはすごく強く惹かれる)。だからといって歌詞さえよければなんでもいいわけではなく、やっぱり曲がちゃんと好みであってその上歌詞に惹かれるものを好む。だから、歌詞優先というわけでもないか。 ともかく、日本語詞と英語詞で記事をわけてお気に入りを紹介してみようと思う。 日本語詞編で一つ目に紹介したいのは、スピッツ「若葉」。個人的にはスピッツの数ある曲でも、一番の名曲だと思っている。 そもそも、曲が最高である。アコギとマンドリンの穏やかな最初のAメロ。そこに、エレキギターとベースのロングトーンが乗り、更にドラムが入り完成度の高いバンドサウンドとなる。Led Zeppelinの「Stairway to Heaven(天国への階段)」と構成は同じかもしれない(「若葉」はもっと明るくて穏やかだが)。 歌詞で好きなのは2番のBメロだ。 暖めるための 火を絶やさないように 大事な物まで 燃やすとこだった スピッツ「若葉」 高校時代にこの曲が発売されたとき、歌詞のこの部分で泣きそうになった。今も胸に深く突き刺さる。自分の人生は、今目の前の火を絶やさないために大事な物もそうでもないものも、見境なく燃やし続けてきたように思う。本当は自分にとって、手放してはならないはずだったものも、数多くその火に投げ込んできた。 ようやく最近、そうでは生き残れないことがわかってきた。これからは、本当に大切なものはちゃんと自分の中に残していこうと思う。 それにしても、草野マサムネはやはり弱い心を歌うのがうまい。というか、今日の記事で私が触れるシンガーたちは、おそらく全員が弱さを歌うのがうまい人たちになると思う。 せっかくなので、Led ZeppelinのStairway To Heabenも貼っておく。歌詞もなんとなくいいと思うし(残念ながら深くは理解していない)、何より曲のドラマチックさがロック史に残る名曲。 そして次にあげたいのが、毛皮のマリーズ「YOUNG LOOSER」。 現在、ドレスコーズとして活躍している志磨遼平の最初のバンドで発表した初期の曲。...

雰囲気嗜好;A Rainy Day in New Yorkを観て

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  こんにちは、RTです。 今日は、住んでいる街のシネコンでウディ・アレン監督の 「A Rainy Day in New York」を観てきた。鑑賞後の気持ちがなんだかよかったので、簡単な感想とそこからなんとなく自分自身について考えたことを記録しておきたい。 映画の情報はこちらから。 映画.com「レイニーデイ・イン・ニューヨーク:作品情報」 https://eiga.com/movie/92925/ ちなみに、監督のウディ・アレンは#MeToo運動でちょっとごたごたあった(Wikipedia等で読む限り、90年代に訴えられたが、司法の場では罪には問われなかったとのことなので、少なくともこれら事実に基づく限りは誤解である模様)みたいで、公開の先送りとかがあったみたい(→  リンク )。 それはさておき、映画はとてもよかった。ジャンルとしては「ロマンティック・コメディ」というものに振り分けられるみたいだが、たしかにそういう感じだった。コメディとはいえ、手を叩いて大爆笑が起こるような映画ではない。雨のニューヨークを舞台としたおしゃれな空気のなかで、一癖二癖ある登場人物たちがちょっとした出来事に巻き込まれる。 ウディ・アレン監督、と大々的に書いたものの、私がこれまでに観たウディ・アレン作品はたぶん「Midnight in Paris」だけだと思う(「Wonder Wheel(邦題:女と男の観覧車」もなんとなく観た気はするのだけど記憶が曖昧。なんか観覧車が出てくるしゃれたヨーロッパ映画みたいのを観た記憶はあるのだが、大学生の時だった気がしたので公開2017年となると違う気もするが、どうだろう。あれ、本題関係なくもやもやしてきた。明日見よう。以上、長すぎる補足)ので、偉そうに今回の作品は、、とか言うわけには行かない。 ただ、Midnight in Parisと同様に今作でも、流行に乗れない偏屈な男と、必要以上に現実的(ときに世俗的)な恋人がうまくいかない、という構図だった。 内容を思い出してみると、まあ正直、ありがちな設定だと思う。実際、主人公も恋人も、キャラクター設定から逸脱した意外な行動などはないし、展開も割とお約束な感じではある。 こう書いてしまうと、あんまり見たいと思わない人の方が多いかもしれない。だけど、ここら辺は、人の嗜好によるところが大きいと思...

釘崎野薔薇が好き;少年漫画的なこと

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こんにちは、RTです。 小学生のころから、少年漫画が好きだ。低学年の頃は、親に買ってもらえるのは小学館の「小学〇年生」ばかりで、あまり読む機会もなかったのだけど、テレビアニメでワンピースを観るようになり、コミックスにも手を伸ばし、そこからどんどん少年漫画が好きになっていった。ジャンプを毎週読むようになったのは、実は高校生と遅かったのだけど、それ以来今に至るまでジャンプはほとんど欠かさず読んできた。たぶんおっさんになっても読んでいるんだろう。 ここ数年、ジャンプを読んでいて、すごく面白いと思う作品が多い。 ワンピースは今でもその壮大な世界観が好きだし、最近最終話を迎えた約束のネバーランドも鬼滅の刃も、設定がかなりしっかりしていて面白かった。 ここ一か月で一気に引き込まれているのはチェンソーマン。これはなかなか濃密。最初は、絵のタッチがあまり好きになれず、そんなに追ってなかったんだけど、展開の深さとか表現の独特さがすごく面白い。先週号ごろからのシーンの中で、ある敵キャラが街を破壊している描写があるのだけど、そこで破壊によって死亡した全ての(本来名もない)市民の名前が羅列される。この表現にはやられてしまった。漫画全体の中での緊迫感みたいなものが一気に引き上げられてすごくドキドキした。ぜひ一度、ゆっくり集中して読んでほしい漫画。 そして、もう一つ最近本当に好きなのが「呪術廻戦」。呪術を学ぶ都立高校を舞台に、呪術師と呪いの戦いが描かれる。 この漫画について、好きな部分は色々ある。一つは、設定の精緻さ。 漫画やアニメを観ていると、「あれ、ここって設定が矛盾してないか?うーん、まあ少年漫画だし、いいのかなあ」となんとなくもやっとすることが結構あるのだけど、この漫画はそのあたりの設定がかなりしっかりしている。呪術なんて、結局は「理の外」の話なわけだから、空を飛ぼうが炎を吐こうが質量が保存されまいが、なんだってありなわけだけど、それをそれで終わらせず、結構緻密に理論を構築している(もちろん、呪術の話なので、それが現実に成立するとかいう話ではなく)。なので、細かい設定の不備に気を取られることなくストーリーに集中できる。 そして、これが一番好きなのだけど、色々な事情で悩みを抱えている登場人物たちの、血の通った言葉がすごくぐっとくる。タイトルに書いた「釘崎野薔薇」は、そんな登場人物たちのな...

志磨遼平について少しだけ;聴き洩らしていた「Hippies E.P.」

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  こんにちは、RTです。 私がここ5年ほど、一番尊敬し、何度も救われているアーティストがドレスコーズ。このバンドについては早く記事を書かないとと思っているのだけど、あまりに書かないといけないことが多すぎて、手をつけられないでいる。しかし、大ファンだと言っておきながら、なぜか聴き漏らしていたディスクがあった。それをここ最近聴いているというお話。 それが本記事のタイトルでもある「Hippies E.P.」。 発売は2014年。ドレスコーズはこのEPをもってボーカルの志磨遼平を除くメンバーが脱退。あれ、こんな大事なディスクをなぜ聴いていなかったのだろう。。。 そもそも、私と志磨遼平の出会いは、またちゃんと書こうと思うが、志磨遼平の前身バンドである毛皮のマリーズが2008年に発売した「Faust C.D.」だった。このEPの導入曲でもある「おはようミカ」のイントロの鋭いギターリフに心を奪われた。当時の私は高校生だったのだけど、「日本にこんな音を出すバンドがあったのか」と感動した。 しかし、その後メジャーデビューして解散する2011年に向け、バンドの空気が大きく変わっていくことに気づき、大好きだったパンクバンドたる毛皮のマリーズが壊れていくと当時は感じて、急激に志磨遼平から離れていったということがあった。 なお、これについてはファンに復帰した現在の私からすれば、ロックという既成概念にとらわれず、自分が心に描いた音楽の追及を、手にした立ち位置や場合によっては得た仲間を手放しても続けた、志磨遼平の歩いた道の一部だったとよくわかるし、今聴き直せばマリーズ後期にも、すごく心に響く良曲が多い。ただひたすらに、私自身が出会った頃、マリーズに感じた衝動、そのイメージが強すぎて、それを手放せずにいただけだった。 それから、志磨遼平がドレスコーズを結成し、私もそれをたまに思いついて聴いてはいたのだが、やはり「おはようミカ」や「ビューティフル」、「恋をこえろ」など好きだった曲の呪縛から離れられず、「これじゃないんだよなあ」と思っていた。 それに、さっき記事の後ろに張り付けた「Ghost」のMVを観ていて思い出したのだけど、初期ドレスコーズはバンドのビジュアルとしても落ち着きすぎていて嫌だと思っていた。私の好きだった毛皮のマリーズは、もっとバカみたいで、そのなかで志磨遼平は存分に自分の才...

「音楽」を観た

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  こんにちは、RTです。 私が住んでいる茨城県の緊急事態宣言が解除され、映画館が再開した。私は映画も好きだし、映画館も好きだ。 20歳くらいの頃は、現実からの逃避先としてよく映画館を使っていた。映画館にいる間は、誰かからのメールや電話も受けとる必要はないし、情けない自分自身の生活に目を向ける必要がない。2時間前後の逃避行は、私の人生に不可欠だった。 そんなこともあって、定期的に映画館に行きたい欲求に駆られる。新しい生活様式とはいえ、多少自由な行動が許されるようになったので映画館に行きたくなり、近辺の映画館で上映されている作品を調べてみた。 そうしたら、となり街の映画館でアニメーション映画「音楽」が放映されているのがわかり、県内なのでいいだろうと観に来てみた。 この「音楽」という作品は漫画原作で、今年の1月に公開された。私も、記録を見返したら1/12に新宿で鑑賞していた。今回これを選んだ理由としては、作品自体すごく良かったという記憶もあったし、また、郊外のショッピングセンター内の映画館にしては、(自粛後でおそらく放映するものはなかったとはいえ、)渋めのチョイスにうれしくなったというのもある。 それで、作品についてだが、2回目にこの映画を観て改めて思ったのは、抜け目なく面白かったということ。登場人物の会話の間もいいし、テンションもちょうどいい。それでいて、主役の不良3人組が初めて音を鳴らしたときの、何とも言えない高揚感は、かつてバンドをやっていた自分としても、身に覚えのあるものだった。 その、最初の楽器を鳴らすシーンがすごく好きだ。何ともない話の流れでバンドをやろうと言い出す主人公、それを受けて不良3人組は音楽室から楽器を盗んで主人公宅で音を出すのだが、そのチョイスが結果的にベース×2、スネア、フロアタムのみというなかなかのチョイス。それで、何もわからず家で音を出して「これ、やばいね」と。 なんて純粋なロックンロールなんだろう。まあ、盗んでやるなよとは思ったけど。でも、なんかこう、8ビートの簡単なフレーズの練習を始めるよりも前の、人生で初めて楽器を抱えて、それを鳴らして、それが音楽になったときの、その感動を思い出した。 何といえばいいんだろう。 果てしない感動と言っても大袈裟じゃないし、世界の創造主になったと言っても、そんなに大袈裟じゃない気がする。いや、大袈...

覆面バンド「Los Inferno」?

こんにちは、RTです。 悪い癖で、現在超長文の激重記事を執筆中。「ほどほどに」という言葉の意味が、30年弱生きても未だにピンとこない。 と、その前に、これは!というネタだったのと、あんまり知り合いで乗っかってくれる方もいないので、自分の庭で騒ぎたいなと思ったトピックを取り上げてみる。 音楽ナタリー 2020年5月22日 「謎の覆面バンドLos Inferno、志磨遼平の主宰レーベルから楽曲発表」 これもまた近いうちに書かないといけないのだが、敬愛してやまない、というか崇拝しているというか、いなくなると困る、というかとにかく大好きなロックアーティスト・志磨遼平(ドレスコーズ、元 毛皮のマリーズ)が主催するJESUS RECORDSから、覆面バンド Los Inferno の楽曲が発表されたとのこと。 記事中の写真、これ、ネットで調べたら古参の方にはピンとくるジャケットみたい。私はこれ自体にはピンと来なかったのだけど、スラっとした男?2名と女性?と小太り?(失礼?)の4人って、え?そういうこと?そうなの?と最初は軽く流しそうになった記事だったものの、慌てて楽曲を購入。 覆面の中は未だ不明だし、ナタリーが語っていないようなことをこんな場末のブログ記事でべらべら語るまいと思いつつ、とりあえず、志磨遼平を敬愛するあなたはとりあえずこの曲買って後悔はしないはず。なによりもまず曲が普通にめっちゃかっこいい。 この世の流れのなかで、粋なことする方だなあと感動。ライブハウス「red cloth」の援助にもなる模様。下ページで楽曲の購入が可能とのこと。 https://losinferno.bandcamp.com/releases 覆面バンドといえば、個人的に思い浮かぶのが、これ(以下)。 世界的ロックバンドGreen Dayの覆面プロジェクト(だったはず)の Foxboro Hottubs 。今回の発表でこのバンドのことが瞬間的に頭に浮かび、直感的に「買わねば!」と思った次第。個人的には、本筋よりも好きだったり。まさに「イカしたロックンロール」。 https://music.apple.com/jp/album/stop-drop-and-roll/280142031?i=280142040 (Apple Musicのリンクに飛ぶ)